高校野球の秋大会が終わり、選抜高校野球大会の出場校が決まるまでにあと2ヶ月ほどになりました。
選抜高校野球は、私立強豪高校が多く出場することでもよく知られています。
2024年3月に開催される予定の第96回選抜高校野球大会の出場校は、どこになるのでしょうか?21世紀枠や神宮枠など気になります。
この記事では、センバツ2024の出場校の予想についてまとめました。
センバツ高校野球の選出基準は?
センバツ高校野球の選出基準は2022年夏に選定され、以下のようになっています。
- 秋季大会の試合結果、試合内容をもとに評価する。その割合は同程度とし、総合的に判断する
- 試合内容については、投手力、打撃力、守備力、機動力など技術面のみならず、作戦の徹底、創意工夫、粘り強さといった試合運びや、フェアプレー、マナー、きびきび、はつらつとした動きといった野球に取り組む姿勢のほか、戦力のバランスやチームの潜在能力、大会を通しての成長ぶり、チームワークなども評価の対象とする
- 複数の学校の評価が並んだ場合、できるだけ多くの都道府県から出場できるよう地域性も考慮する
- 秋季大会については、府県大会についても参考とするが、選考委員が視察する地区大会の結果、内容を優先する
以上の基準をもとに、一般枠(29校)・21世紀枠(2校)・神宮枠(1校)で選出されます。
一般枠(29校)
一般枠は各都道府県・地域で以下のように決まっています。
- 北海道地区:1校
- 東北地区:3校
- 関東地区:4校
- 東京地区:1校
- 関東・東京のどちらか:1校
- 東海地区:3校
- 北信越地区:2校
- 近畿地区:6校
- 中国地区:2校
- 四国地区:2校
- 九州地区:4校
21世紀枠(2校)
21世紀枠は、2001年の第73回大会から導入された特別枠です。例年は3校ですが、2024年の第96回大会から2校となりました。地域性も加味されないと発表されています。
21世紀枠が1校減りましたが、東海地区・東北地区が1校づつ増えて出場校数は32校です。
21世紀枠の推薦校は、12月8日に地区推薦校が発表され2024年1月26日に決定します。
21世紀枠に推薦されるためには、秋季大会でベスト16以上(参加校が128校以上の場合はベスト32以上)に入ることが必要とされています。
すでに各都道府県では推薦校が発表されている地域もあり、12月の発表・1月の決定が楽しみですね♪
神宮枠(1校)
2023年11月に開催された、秋季大会の全国大会版である『明治神宮大会』で優勝した高校がある地域で1枠出場できる制度です。
今大会は石川県の星稜高校が優勝しました。そのため北信越地域で1校選出される予定です。
北信越は一般枠が2校+神宮枠1校で、合計3校選出されます。
センバツ高校野球2024の出場校予想・北海道地区(1校)
北海道大会では、
- 優勝:北海高校(私立)
- 準優勝:東海大札幌高校(私立)
北海道枠は1校なので、北海高校が最有力校です。北海高校は神宮大会では、準優勝した作新学院に1回戦で2-1で負けています。
北海道地区では、2年連続でクラーク記念国際高校がセンバツに出場しています。そのクラーク記念国際高校に対して準々決勝でコールド勝ちをしたのが北海高校です。
北海高校が最有力ですね!
センバツ高校野球2024の出場校予想・東北地区(3校)
東北大会では、
- 優勝:青森山田高校(青森県)
- 準優勝:八戸学院光星(青森県)
- ベスト4:一関学院(岩手県)・学法石川(福島県)
となっています。東北の出場枠は3校です。
青森山田高校・八戸学院光星は最有力となります。
準決勝で青森山田に敗れたのは八戸学院光星です。
しかし学法石川は福島県3位での出場ながら、宮城県1位の聖和学園、秋田県1位の金足農業に勝利し準決勝まで進んでいます。そのため少し有利だと思われます。
残り1枠がどちらになるのか、とても気になります。
センバツ高校野球2024の出場校予想・関東地区(4校)
関東大会では
- 優勝:作新学院(栃木県)
- 準優勝:山梨学院(山梨県)
- ベスト4:常総学院(茨城県)・健大高崎(群馬県)
- ベスト8:帝京三高(山梨県)・花咲徳栄(埼玉県)・中央学院(千葉県)・桐光学園(神奈川県)
という結果になっています。
関東枠は4校+東京か関東で1校です。そのためベスト4までの選出が最有力と思えます。
地域的なバランスや関東大会での戦績を見ると、残り1枠が関東の場合は花咲徳栄(埼玉県)・桐光学園(神奈川)のどちらかが有利のようです。
センバツ高校野球2024の出場校予想・東京地区(1校)
東京大会では、
- 優勝:関東一高
- 準優勝:創価高校
という結果でした。関東一高は最有力候補です。
残り1枠が関東枠なのか東京枠なのかで、創価高校の出場が左右されますね!
センバツ高校野球2024の出場校予想・東海地区(3校)
東海大会は
- 優勝:豊川高校(愛知県)
- 準優勝:愛工大名電(愛知県)
- ベスト4:藤枝明誠(静岡県)・宇治山田商(三重県)
でした。
優勝した豊川と対戦したのは宇治山田商(そしてリードしながら逆転サヨナラ負け)でしたので、少し有利と思われます。
宇治山田商のみ県立高校で、あとは全て私立高校です。
センバツ高校野球2024の出場校予想・北信越地区(2校+1校)
北信越大会の結果は
- 優勝:星稜高校(石川県)
- 準優勝:敦賀気比(福井県)
- ベスト4:日本航空石川(石川県)・北陸高校(福井県)
でした。北信越地区は神宮枠が加わり3校になります。
準決勝で星稜に敗れた北陸高校(福井1位)が有利と思われます。
石川県と福井県に集中してしまうため、地域性などを考慮されるとどうなるのでしょうか?
北信越のベスト4までは全て私立高校です。
センバツ高校野球2024の出場校予想・近畿地区(6校)
強豪校がひしめく近畿大会ですが
- 優勝:大阪桐蔭(大阪府)
- 準優勝:京都外大西高(京都府)
- ベスト4:京都国際(京都府)・耐久(和歌山県)
- ベスト8:履正社(大阪府)・須磨翔風(兵庫県)・報徳学園(兵庫県)・近江(滋賀県)
という結果でした。
近畿枠は6校なので、ベスト4までは最有力だと思われます。
残り4校ですが、ベスト4までが大阪・京都2校・和歌山ですので兵庫・滋賀から選出される可能性もあると思われます。
その場合は、須磨翔風・報徳学園・近江ですが、大阪桐蔭に一点差で負けた報徳学園、失点の少なかった近江高校が有力だと思われます。
神戸市立須磨翔風高校・和歌山県立耐久高校の2校が公立です。
センバツ高校野球2024の出場校予想・中国地区(2校)
中国大会での結果は
- 優勝:広陵(広島県)
- 準優勝:創志学園(岡山県)
- ベスト4:高川学園(山口県)・宇部鴻城(山口県)
となっています。
中国地区の代表枠は2校なので、広陵高校(広島県)・創志学園(岡山県)が最有力です。
中国地区のベスト4までは、全て私立高校です。
センバツ高校野球2024の出場校予想・四国地区(2校)
四国大会の結果は、
- 優勝:高知高校(高知県)
- 準優勝:阿南光(徳島県)
- ベスト4:明徳義塾(徳島県)・鳴門高校(徳島県)
となっています。
四国の出場枠も2校ですので、高知高校・阿南光高校が有力ですね。
徳島県立阿南光高校・徳島県立鳴門高校の2校が公立です。
センバツ高校野球2024の出場校予想・九州地区(4校)
九州大会の結果は
- 優勝:熊本国府高校(熊本県)
- 準優勝:明豊(大分県)
- ベスト4:神村学園(鹿児島県)・東海大福岡(福岡県)
となっています。
4枠のため、ベスト4までが最有力となります。
地域的にも偏っていませんね!
九州地区のベスト4までには、公立高校はありません。
センバツ高校野球・2024出場校予想まとめ
来年3月に甲子園球場で開催される予定の【第96回選抜高校野球】の出場校の予想をしました。
公立高校で最有力なのは和歌山県の耐久高校・徳島県の阿南光高校の2校です。
各地域の出場校数の変更や、21世紀枠の減数などの変更がありどこが選抜されるのかドキドキですね♪
以下、各地域の有力校になります(◎は最有力校、関東または東京での1校については記載していません。)
- 北海道(1校):◎北海高校(私立)
- 東北(3校):◎青森山田(青森県・私立)・◎八戸学院光星(青森県・私立)・一関学院(岩手県・私立)・学法石川(福島県・私立)
- 関東(4校):◎作新学院(栃木県・私立)・◎山梨学院(山梨県・私立)・◎常総学院(茨城県・私立)・◎健大高崎(群馬県・私立)・花咲徳栄(埼玉県・私立)・桐光学園(神奈川県・私立)
- 東京(1校):◎関東一高(私立)
- 東海(3校):◎豊川高校(愛知県・私立)・◎愛工大名電(愛知県・私立)・藤枝明誠(静岡県・私立)・宇治山田商(三重県・公立)
- 北信越(2校+1校):◎星稜高校(石川県・私立)・◎敦賀気比(福井県・私立)・日本航空石川(石川県・私立)・北陸高校(福井県・私立)
- 近畿(6校):◎大阪桐蔭(大阪府・私立)・◎京都外大西高(京都府・私立)・◎京都国際(京都府・私立)・◎耐久(和歌山県・公立)・履正社(大阪府・私立)・須磨翔風(兵庫県・公立)・報徳学園(兵庫県・私立)・近江(滋賀県・私立)
- 中国(2校):◎広陵(広島県・私立)・◎創志学園(岡山県・私立)
- 四国(2校):◎高知高校(高知県・私立)・◎阿南光高校(徳島県・公立)
- 九州(4校):◎熊本国府高校(熊本県・私立)・◎明豊(大分県・私立)・◎神村学園(鹿児島県・私立)・◎東海大福岡(福岡県・私立)