2023年3月のWBC2戦目の日韓戦。かなりの得点差になりましたが、見所がたくさんあって目が離せない試合でしたね!
大谷翔平選手が申告敬遠されていたのが、印象的でした。
ところで申告敬遠とはどんな方法なのでしょうか?
投球数には含まれるのか?何回まで利用できるのか?などについて解説します
申告敬遠とは?
敬遠とは、投手が意図的に四球を選択することを指し、正式には
故意四球と呼ばれます。
ただいま😃🏠️✨
なんか凄いことになってる侍ジャパン‼️1点差だぁええーーー!
大谷翔平敬遠で三冠王村上宗隆と勝負‼️
打ったれー‼️— Kazu3309 (@kazu33094052) March 10, 2023
敬遠のメリット
敬遠をするメリットについてみていきましょう
①ピンチを防ぐ
バッターが強打者の場合は、ヒットやホームランを打たれるよりも四球で1塁へ出塁する方がリスクが少ないです。
②ダブルプレーしやすくなる
ランナーが2塁にいる場合、四球で1塁にも出塁させることでランナー1・2塁となり、ダブルプレーが取りやすくなります
敬遠のデメリット
敬遠のデメリットは、攻撃側から「卑怯だ!」と言われてヤジが飛ぶことです。
敬遠で有名な試合は、
1992年の高校野球での明徳義塾高校VS星稜高校の試合です。
明徳義塾高校は松井秀喜選手に5打席連続四球を選びました。松井選手の次のバッターが打てなかったため、明徳義塾が勝利しています。
松井秀喜の敬遠とかどう言われるんだろ
#あのときSNSがあったらどれだけ荒れたのか総選挙 pic.twitter.com/6RTgkdhcjq— 香風K@いのりまち町民 (@ms1593571472581) October 18, 2022
申告敬遠は何回できる?
申告敬遠は何回まで出来るのでしょうか?
申告敬遠は四球と同じなので、何回でも使えます。回数制限はありません。
だからこそ松井秀喜選手を5打席連続敬遠ということも可能だったんです。
また、打席の途中でも申告敬遠を選ぶことができます。
すでに何球か投げた後でも、カウントが悪くなった時に申告して四球を選べるんです。
プロ野球でもよくとられる方法です。
ただ、毎回のように申告敬遠をしてしまうとヤジが飛ぶかもしれませんね。
広島カープからメジャーリーグ・シカゴカブスに行った鈴木誠也選手の申告敬遠も話題になっていました。
2023年9月16日のカブスvsダイヤモンドバックスで、延長線で回ってきた2打席ともが申告敬遠されてしまいました。
ダイヤモンドバックスのホームゲームでしたが、2回連続の敬遠に客席からはヤジが飛んだそうです。
誠也が大谷(翔平)化している!
神ってる誠也が打たせてもらえない
強打者として恐れられてるんだと思いちょっと嬉しい
というファンの声が多数ありました。
申告敬遠は投球数に含まれる?
申告敬遠は投球数にはカウントされません。
申告敬遠は、ルール上、投球数に加算されないので、
申告敬遠→直後、牽制アウト
を27アウト繰り返すと
「投球数0でノーヒットノーラン」
が成立する。しかも、キャッチャーには、本当に1球も投じてない‼️
27四球、投球数ゼロで、ノーヒットノーラン完成‼️(^^;ゞ
— 日乃屋カレー秋葉原🍛 (@HinoyaAkihabara) June 25, 2019
そのため、上記のように
申告敬遠→牽制球でアウト→申告敬遠→牽制球でアウトを繰り返せば、投球としては1球も投げないで【ノーヒットノーラン】の達成も理論上は可能です。
【WBC】日韓戦 大谷翔平に申告敬遠
WBCの日韓戦では、ダルビッシュ投手にDHで大谷翔平選手が出場という、夢のような試合でした。
このゲームの中で、大谷翔平に申告敬遠がありました。
#大谷翔平 3番DH
第1打席 三振
第2打席 申告敬遠
第3打席 右二塁打
第4打席 右前適時打
第5打席 四球— ふくださん (@fukudasun) March 10, 2023
1回の打席では満塁での登場でしたが三振で、第2打席での申告敬遠に
大谷翔平が打つところを見たい!
と思った方も多かったのではないでしょうか?
【 #侍ジャパン 】6回裏にジャパンの猛攻🔥 #大谷翔平 に #吉田正尚 そして #岡本和真 のタイムリーなどで5点を奪い、11対4と大量リードを奪っています👏#ワールドベースボールクラシック pic.twitter.com/XfeRYfdBiv
— MLB Japan (@MLBJapan) March 10, 2023
第3・4打席はいい打撃で球場も沸きましたね♪
まとめ
申告敬遠は投球数には含まれません。そして四球と同じなので何回でもできます。
申告敬遠は、強打者に対してメリットがある方法です。
- ピンチを防ぐ
- ダブルプレーをしやすくする
などのメリットです。
またデメリットとしては、
- 相手からブーイングがある
- 敬遠後の次打者に打たれてしまう可能性
があります。
2023年の日本シリーズ第4戦では、阪神・大山選手が目の前で2者連続の申告敬遠。そこで打席に立った大山がさよならヒットを打ち阪神が勝利しました。
これも野球の面白さなのでしょうね!