ウズベキスタンで開催された、柔道世界選手権の100kg超級で銀メダルを獲得した斎藤 立(さいとうたつる)選手。斎藤選手は体重無差別で行われる『全日本柔道選手権』でも優勝した日本の柔道の王者です。
その斉藤選手が『情熱大陸』に出演されるということで、経歴や戦績、大学などについておさらいしてみました♫とにかく凄い選手です。
柔道 斎藤 立選手の経歴は?
- 生年月日:2002年3月8日
- 身長・体重:191cm 170kg
- 出身:大阪
斉藤選手は5歳から柔道を始めました。お父さんの影響だったそうです。
斉藤選手のお父さんは、1984年のロサンゼルスオリンピックと1988年のソウルオリンピックの男子柔道95kg超級で金メダルの斉藤仁さんです。
20歳の全日本王者・斎藤立、16日放送「情熱大陸」に出演 父の最後の言葉は「稽古、行け」 https://t.co/sfBJtJ6P2c
— TCT-Watch Dogs (@WatchDogs_jp) October 14, 2022
中学は私立の上宮中学に進みました。中学1年の時にお父さんの斉藤仁さんが亡くなりました。管内胆管ガンで享年54歳でした。
亡くなる前日、斉藤仁さんの奥さんが「子どもたちに稽古を休ませて一緒に過ごす?」と聞いた時には『(稽古に)行け』と言ったそうです。これが子どもたちへの最後の言葉になりました。
高校は大阪から上京して、お父さんと同じ国士舘高校へ進学します。
高校3年の時には団体3冠(高校選手権、金鷲旗、インターハイ)を達成しました。インターハイ個人戦ではオール1本勝ちで2連覇を達成しました。
2020年3月の全日本柔道選手権、4月の全日本体重別選手権は腰椎椎間板ヘルニアのため欠場しました。
ケガと戦い、どん底まで落ちた斉藤選手が想像を絶する努力で立ち上がる様子が情熱大陸で取材されていましたね。
2020年に大学に進学してからはまた快進撃が続きます。大学2年で国際柔道連盟のワールドツアーで初優勝を飾りました!現在の国際柔道連盟のランキングは世界32位です。(2022年9月26日現在)
斎藤 立選手の過去の戦績は?
世界柔道選手権では、決勝までオール1本勝ちでした。特に準決勝では世界ランク1位のラヒモフ選手に勝つなど勢いが止まりませんでしたね。
世界柔道選手権大会💪斎藤立選手、金メダルまでは届かず残念だったけど、これから強くなるよう応援してるよ💪💪💪ファイト!💓
— まる (@Suzu3Sun) October 13, 2022
優勝した2022年の全日本選手権では、決勝までをオール1本勝ちで進みました。決勝は14分もの長さに及ぶ死闘に勝ち、史上3人目の若さ(20歳1ヶ月)で優勝しました。歴代の優勝選手では、石井慧選手、山下泰裕選手が1位と2位の若さで優勝しています。
お父さんの故・斉藤仁選手も1988年に優勝しているため、史上初の親子優勝となりました。
斎藤 立選手の大学はどこ?
斉藤立選手は、国士舘高校から国士舘大学へと進学されています。
現在は国士舘大学 体育学部 武道学科の3年生です。
武道学科は『武道のこころ』を通じて、豊かな精神性と高い倫理性を養うという学部です。
基本となる「形」の修練を重ねつつ、武道の技術と競技力、指導力の向上をはかる学科です。武道の指導を通じて、地域社会にも貢献できる人材を育成するほか、海外での親善試合参加などを通じて、国際社会に貢献できるスポーツリーダー像を模索しています。
まさに斉藤選手にぴったりの学部ですね!
期待できる進路としては、教員や市町村の社会教育主事、健康増進センター、商業・地域スポーツ施設、警察や消防などの各種公務員、一般企業、青年海外協力隊や海外武道指導者など多彩な道が考えられます。
3年生ですので就職活動などが気になりますが、斉藤選手ほどの経歴であれば柔道を極める先に就職先は自ずと見えてくるのでしょうか?
大学のホームページによると、警察や警備保障会社などへの就職が多いようですね。
まとめ
情熱大陸に出演した斉藤立選手の経歴や戦績について調べてみました。お父さんの影響で柔道を始め、お父さんと同じ進路である国士舘高校・国士舘大学へと進学されています。
お父さんからの最後の言葉の、『(稽古に)行け』その言葉の通りに努力を重ねる斉藤選手。今後の日本柔道を支える選手ですね。