第105回 全国高校野球選手権大会(夏の甲子園)。
出場校49校の中で、特に注目されている選手12名をご紹介します!(順不同)
- 仙台育英高校・高橋 煌稀君
- 近江高校・横田 悟君
- 聖光学院・高中 一樹君
- 愛工大名電・笹尾 日々喜君
- 川之江高校・山内 太暉君
- 花巻東・佐々木麟太郎君
- 専大松戸・平野 大地君
- 東海大星翔・百崎 蒼生君
- 履正社・森田 大翔君
- 沖縄尚学・東恩納 蒼君
- 慶應高校・渡辺 憩君
- 広陵高校・真鍋 慧君
仙台育英高校 高橋 煌稀選手
昨年の夏の甲子園でもマウンドに立った高橋君。
最速150km/hの本格派投手です。
高橋君は小学校時代に野球を始め、中学時代は南仙台ボーイズに所属していました。
小学校からバッテリーを組んでいた尾形樹人君が仙台育英高校へ進学することになり、

バッテリーを組みたい!
と、高橋君も仙台育英へ進学しました。
高校1年生の時、

自分には筋肉量が足りない!
と、就寝前など空いた時間を利用し、2キロのサンドボールを地面に向かって離し、瞬時に掴むといったトレーニングで握力とリストなどを強化したそうです。
また、それまで重点的に行なってこなかったウエイトトレーニングも精力的にとり入れ、スクワットとデッドリフトのメニューで下半身を中心に肉体も強化していきました。
その努力が実り、1年生の冬が終わる頃にはコントロールが安定し、2年生からベンチ入りしました。
そして、この夏は背番号『1』でマウンドに立ちます。
仙台育英の須江監督は、背番号『1』について

ほかのピッチャーより秀でた能力があり、かつ安定した結果を残せる選手
と定義されています。
エース高橋煌稀(仙台育英)
1死満塁の窮地を2者連続三振の好救援 pic.twitter.com/iLG9yLsoBd
— F (@_F_8_9_) March 21, 2023
また、須江監督は高橋君について、以下のようにもコメントしています。(web sportivaより引用)

晴れの日も雨の日も、暑い日も寒い日も、地区大会の1回戦でも甲子園の決勝でも、いつでも求められる以上のパフォーマンスを安定して発揮してくれている。

簡単に言えば、1対0、2対0のロースコアの試合で途中からマウンドに上がっても、先頭バッターに不用意なフォアボールを絶対に出さない。それが高橋です。

ですから、仮にほかのピッチャーが160キロを出したとしても、彼の背番号1だけは揺るがないですね
昨年夏も甲子園で素晴らしい投球を見せてくれた高橋君ですが、球速がアップして150km/hとなったこの夏の活躍が期待されます!
近江高校 横田 悟選手
横田君は近江高校の主将です。
中学時代は湖東リトルシニアでピッチャー兼ショートとしてプレーしていました。全国大会にも中学1年・2年で出場しています。
中学2年・3年の時はリトルシニア滋賀ブロック選抜に選ばれています。
#近江高校 #横田悟 pic.twitter.com/XzKIhkiHaB
— marin (@ma_rin_0422) July 28, 2023
近江高校では1年生からベンチ入りしており、高校1年の夏から甲子園でも活躍しています。
- 2021年夏の甲子園:16打数・4安打・2打点・打率250
- 2022年春の甲子園:17打数・2安打・1打点・打率118
2023年夏の滋賀大会でも決勝打のスクイズを決め、滋賀5大会連続の甲子園出場を決めました。
横田君は高校通算10本塁打という記録を持っており、この記録が甲子園でどこまで伸びるのか期待されます。
横田君は内野手(遊撃手)ですが、投手として登板することもあります。最速135km/hだそうです。
横田君にはお兄さんがいて、3兄弟のようです。お兄さんの大さんは6学年上で同じ近江高校の野球部出身です。
3兄弟初のご飯^_^
兄貴お初では?知らなかった人も多いはず^_^
あと約半年頑張れ悟⚾️ @ykt_str425 pic.twitter.com/LonuH5Utix— 横田 大 (@ohmiyd) January 5, 2023
甲子園での横田君の活躍が楽しみですね!
聖光学院 高中 一樹選手
福島県代表の聖光学院の主将・高中君は愛知県出身です。
高中君は愛知県日進市出身です。小学校時代は名古屋平針HBC少年野球クラブ、中学時代は東名古屋ボーイズでプレーしています。
#聖光学院 が大阪入り前、最後の練習を行いました。
3年生は学校のグラウンドで最後の練習でした。
高中一樹主将は「今までのことを振り返りながらノックを受けた。このグラウンドでは多くのことを成長させてもらった」と話しました。
練習後はOBからの差し入れの餃子をほおばっていました。 pic.twitter.com/LMQemtLyXY
— 滝口信之 (@nobu_takiguchi) July 30, 2023
中学時代から守備力の高さが評価されており、村瀬杯愛知中央選抜に選ばれています。
聖光学院に進学してからは、高校2年で春・夏共に甲子園に出場しています。
- 2022年 選抜甲子園 7打数2安打
- 2022年 夏の甲子園 8打数6安打1本塁打2打点
昨夏の甲子園、日大三高戦では逆転のツーランホームランを打ちましたが、それが高校通算1号でした。
昨夏の甲子園では、ヤクルトスワローズのスカウトから
とコメントが出ており、プロ注目の選手です。
愛工大名電 笹尾 日々喜選手
愛知県代表の愛工大名電のピッチャー、笹尾君
第105回全国高校野球選手権記念愛知大会は、西尾市(東部中学校)出身の笹尾日々喜(ひびき)投手を主戦として擁する愛工大名電が優勝。
先発出場した笹尾投手が9回完投の活躍を見せ、3年連続となる夏の甲子園への切符を手にしました。#三河新報 #西尾市 #愛工大名電 #夏の甲子園 #笹尾投手 pic.twitter.com/CDnDkGradk— 三河新報 (@mikawashinpo) August 1, 2023
笹尾君は小学2年生まで、全国制覇するような強豪チームでサッカーをしていました。
小学2年生のクリスマス、サンタさんにサッカーボールをお願いしたはずが、なぜか野球ボールとバットが枕元にあったそうです。
高校野球が好きだったおじいちゃんが、畑にマウンドを作り駐車場を打撃練習場に改造してサポートします。
当時サッカーしか考えていなかった笹尾君は、

まさかの感じ
で野球を始めることになりました。

そこから現在の結果ですので、サンタさんの読みは当たったということになりますね♪
現在は、学校まで毎朝8kmをランニングして基礎体力作りにも余念がない様子です。
高校1年から甲子園に出場しており、今回が3回目の甲子園です。どのような活躍をしてくれるのかとても期待されています!
川之江高校 山内 太暉選手
愛媛県代表の川之江高校のエース山内君
最速142km/hのピッチャーです。
川之江高絶対的エース「山内太暉」
最速142kmを投じ、常速135km前後、スライダーを決め球とするサウスポー!
上半身に依存した投球フォームのため、ややぎこちなさが残るが、打者の視点から球筋を見極めにくくすべく、グローブ使いに工夫が感じられる。
大甲子園初戦突破の鍵は、彼の左腕に託される。 pic.twitter.com/GIqqUPuYom— 石龙 (@shilongland) August 3, 2023
元は外野手でしたが、この夏はノーシードから勝ち上がり、ピッチャーで4番打者として愛媛県大会を制しました。
中学時代は、四国中央市立川之江北中の軟式野球部でプレーしています。
山内君のお父さんは、32年前に甲子園に出場している元球児です。今回の高校最後の夏に甲子園に出場できた事で地元は大盛り上がりだそうです。

甲子園での活躍が楽しみですね♪
花巻東 佐々木麟太郎選手
岩手県代表の花巻東高校。
あの大谷翔平選手の母校でもあります。
【甲子園】花巻東・佐々木麟太郎がシート打撃で推定120m場外弾 初戦の宇部鴻城戦に弾み(日刊スポーツ)- Yahoo!ニュース https://t.co/0te6SpmwWk
午前中に行われたシート打撃の第3打席。佐々木は豪快なフルスイングで推定120メートルの場外弾を運んだ。 pic.twitter.com/3iVJ3C4egV
— のもとけ (@gnomotoke) August 4, 2023
お父さんは花巻東の佐々木洋監督です。菊池雄星選手や大谷翔平選手を育てた名監督としても有名です。
小学時代は岩手県の江釣子ジュニアでプレー、中学は金ケ崎リトルシニアでプレーしています。
高校での通算本塁打は現在歴代1位の佐々木君。
甲子園でも素晴らしい打撃を見せてくれるでしょう♪
専大松戸 平野 大地選手
千葉県代表の専大松戸高校
その『専松』のエース・平野君もプロ注目の選手です。U-18日本代表候補強化合宿にも選ばれています。
小学校時代は竜ヶ崎リトルリーグ、中学は取手リトルシニアでプレーしています。
お父さんは社会人野球・現JFE東日本で野手としてプレー、竜ヶ崎シニアの監督も務めています。
先制した直後にピンチあり。
落ち着こう😌
2023.07.25 ZOZOマリン#専松 #専大松戸 #平野大地 #吉田慶剛 #この夏に熱響を #千葉県高校野球 pic.twitter.com/GPKL0gM80v— 𝓲𝓬𝓱𝓲𝓻𝓸𝓸 (@ichiroo_t) July 26, 2023
平野君は夏の千葉県大会3試合で24奪三振という実績があります。

プロ野球選手になりたい
という思いが強いとインタビューに答えています。

強豪校・東海大甲府との対戦で登板するのかも注目です!
東海大星翔 百崎 蒼生選手
熊本県代表の東海大星翔高校の百崎選手。東海大甲府高校からの転入生としても話題になっています。
百崎蒼生選手㊗︎甲子園おめでとう‼︎
百崎蒼生選手が転入した東海大星翔
百崎蒼生選手が転出した東海大相模
大きく明暗を分ける日になりました#東海大熊本星翔#東海大星翔#東海大相模#百崎蒼生 選手▼画像は東海大相模時代(1年秋) pic.twitter.com/zzermDe9mZ
— tsumibuno (@onobu2011) July 24, 2023
百崎君は熊本県出身です。中学時代は熊本泗水ボーイズでプレーしており、中学2年で全国大会にも出場しています。
高校は地元を離れて東海大相模高校に入学しまし、1年秋からレギュラーに選ばれました。しかし、チームに馴染めず門馬監督の退任などもあり地元に転校します。
仲間を鼓舞しようと声掛けをしていたが、その厳しい言葉が軋轢を生み孤立していったそうです。

当時は力みすぎていた。周りも見えていなかった。
と話しています。
高野連の規定では、
ため、この夏が最後のチャンスでした。
百崎君はその強打と堅実な守備で、プロのスカウトも注目する選手です。
最後の夏の活躍が楽しみです!
履正社 森田 大翔選手
ノーシードから勝ち進み、決勝では大阪桐蔭に勝ち甲子園出場を決めた履正社。その4番で活躍する森田君。
履正社森田、第三打席は一塁お散歩 pic.twitter.com/4xjmTL5yuk
— ダイファイ (@ICHIRIN1983) July 29, 2023

甲子園での本塁打も期待ですね!
沖縄尚学 東恩納 蒼選手
沖縄県代表の沖縄尚学の投手・東恩納 蒼選手。名前は『ひがしおんな あおい』と読みます。
選抜にも出場しており、プロ注目の選手です。
琉球のミスターゼロ⚾
沖縄尚学 東恩納 蒼投手!音楽教師の父が兄弟船を🎺
今年はよくテレビで観るYASSA👍#沖縄尚学#東恩納蒼#甲子園への道#兄弟船 pic.twitter.com/XGdpUBEoFg— 剣仁朗 KENJIRO (@makatyoke) July 25, 2023
慶應高校 渡辺 憩選手
名門私立高校である慶應高校のキャッチャー・渡辺君はスカウト候補にも上がっている選手です。
慶應高校のキャッチャー渡辺憩くん、
上手いし爽やかだし、これはいかんな。 pic.twitter.com/wJ7oaLIMPU— SHO @ 脳筋ゴリラ (@shoshowroom2022) March 21, 2023
中学時代は千葉リトルシニアでプレーしており、中学2年で東関東選抜に選ばれています。
慶應高校に進学したのは

野球が強くて大学にも行けるから
だそうです。
高校2年の秋から正捕手になり、秋の神奈川県大会では打率433.というすごさでした。
2023年夏の神奈川県大会では、15打数4安打3打点の成績でした。
監督からも、『身体能力が高く攻守のキーマン』だと評価されています。

この夏の慶應旋風が楽しみですね♪
広陵高校 真鍋 慧選手
広陵高校のボンズという通り名がある真鍋選手は、プロ注目の強打者です。
カープ、今年のドラフト
広陵高校のボンズ
真鍋慧くんを指名してくれんかなぁ〜‼️ pic.twitter.com/XDrd2uKrfd— 池田 憲和 (@zy347dJgnrVGnVx) January 10, 2023

この夏の甲子園で『ビッグ3』が揃って出場することでも話題になっています。
高校野球【2023】夏の甲子園注目選手まとめ
ここまで、夏の甲子園で注目されている12選手についてまとめました。
それぞれの選手・学校の活躍に期待したいですね!
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