春の選抜高校野球がいよいよ始まります。
この記事では、選抜で注目されている投手12人についてご紹介します。
プロが注目し、ドラフト候補になる選手は誰なのでしょうか?順番にご紹介します!
新岡 歩輝(クラーク記念国際)
クラーク記念国際高校の新岡選手をご紹介します。
新岡 歩輝(クラーク国際)
打者のリズムを外す投球で北海道を制圧した投手。特に道大会は接戦続きの中で4試合を1人で投げ抜き防御率0.26と完璧な投球を見せた。昨年の選抜は5番ショートでフル出場。
今年はエース兼主軸として甲子園初勝利を目指していく。 pic.twitter.com/bjM9E8TTd4
— nekotora (@baseball_pen) March 16, 2023
新岡 歩輝(にいおか あゆき)
小学生の時(2014年)に青森県つがる市の『瑞穂クラブ』で野球を始めました。
中学生時代は『弘前白神リトルシニア』でプレーしています。2019年には『林和男杯 国際野球大会』で準決勝まで進んでいます。
同じクラーク記念国際には、昨年まで1学年上の兄・真輝(まなき)さんがいました。2022年のセンバツには兄弟で出場しています。現在は札幌国際大学に進学。
高校に進学するときに、兄と違う高校へ進学する選択肢もありました。

兄弟で甲子園で活躍しているところが見たい
というお母さんの言葉で、兄と同じクラーク記念国際へ進学を決めたそうです。
新岡 歩輝の特徴は?球速は?球種は?
新岡選手の投球の特徴は3つのフォーム
を自在に操り、打者を翻弄することです。
新岡選手の球速や球種を見ていきましょう。
3つの投球フォーム×7種類の変化球と直球で、24の球種になります。

この投げ方は千手観音投法と言われています。
いつから千手観音になった?
新岡選手は中学時代は右下手投げの選手で、そこから徐々に腕が上がっていきました。
2022年夏、キャッチャーとのやり取りで挑戦を始め打者の様子を見てアドリブで使い分けができるようになりました。
秋以降の成績は?
10月1日 vs旭川明成 投球回9回 被安打4 奪三振6 自責点1
10月3日 vs北照 投球回9回 被安打7 奪三振5 自責点0
10月9日 vs立命館慶祥 投球回7回 被安打2 奪三振6 自責点0
10月12日 vs北海 投球回10回 被安打6 奪三振7 自責点1
11月20日 vs大阪桐蔭 投球回52/3 被安打10 奪三振6 自責点12
なかなかの成績ですね!
前回のセンバツは野手として出場しているため、甲子園でのマウンドは初になります。千手観音投法が楽しみですね!
森岡 大智(秋田県立能代松陽高校)
能代松陽高校の森岡選手についてみていきましょう。
【スポニチスカウト部(2)】
能代松陽・森岡大智 MAX144キロ
強気の右腕は“練習の虫”
スポニチ Sponichi Annex 野球 https://t.co/wiNVTbEzF8 pic.twitter.com/BGkeGpdZG6— yamaben (@2106noshiro) February 13, 2023
森岡 大智(もりおか だいち)
森岡 大智選手の球速と球種は?
森岡選手の球速と球種を見ていきましょう。

全国レベルを体感でき、上のレベルでやるにはもっと直球を磨かないと通用しないと思った
高橋 煌稀(仙台育英高校)
仙台育英高校は高橋君、仁田君をはじめ湯田君、佐々木君、田中君と5人の投手がいます。さらに全員が140km/h以上の球を投げると評判です。
その中でエース番号『1』の高橋君についてまとめます。
高橋 煌稀(たかはし こうき)
高橋 煌稀(仙台育英)
昨夏の甲子園で最後のマウンドに立った投手。最速147kmの速球で押し込む投球は荒さもあるが、東北大会ではボール球を振らせ14イニングでwhip0.36とねじ伏せた。
仁田、湯田との三本柱はいずれもエース格だが秋に続き背番号1を背負う。 pic.twitter.com/m9xtUfjgLZ
— nekotora (@baseball_pen) March 17, 2023
小学生の時に、登米友球ジュニアというチームで野球を始めました。中学生時代は南仙台ボーイズに所属。
中学2年生で、『東武杯日本少年野球東北支部新人野球大会』『ボーイズ春季全国大会東北予選』で優勝し注目を集めました。
2022年夏の甲子園大会では、2番手として8回から登板して2安打無失点。胴上げされていたことが記憶に新しいですね。
投球フォームは桑田真澄がお手本
高橋君は、動画サイトで桑田真澄さんの投球フォームを参考にしたそうです。その練習の成果で安定した制球力を身につけたと言われています。

グローブで投げる位置を決めていたが、動画を見て肩甲骨の裏を見る感じに変えたら、投げたいコースに投げれるようになった
と話しています。
YouTubeを参考にして投球フォームを身につけるというのは、デジタルネイティブ世代ならではの方法ですね!
2023年のドラフト候補予想(下位)に上がっています。
平野 大地(専大松戸高校)
専大松戸高校の平野君もかなり話題の選手です。
この選抜では最速151km/hの投手として話題になっています。
平野 大地(ひらの だいち)
平野君のお父さんは、元社会人野球選手(JFE東日本)の平野 勝広さん。野手だったそうです。
平野君が小さい頃は、平日はお父さんと打撃練習をしたそうです。
なんと、平野君は中学時代は捕手だったそうです。高校に入って投手に転向したそう。
平野大地選手。
pic.twitter.com/BJiH9MWHjU— しんさん野球⚾️樋口正修にしか興味ない男。 (@870758_) March 16, 2023
それでこの才能を発揮しているのはすごいですね。
球種はスライダー・カーブに加えフォークも習得しています。
入学後から今までに、食トレなどを取り入れて体重が約20kg増えたそうです。
高校1年春:173cm65kg→高校2年夏:181cm84kg
かなりパワーアップした投球が見られそうです。
専大松戸 平野大地(取手シニア) pic.twitter.com/oA7yNC5SVh
— フリッツ (@tc_2020_) March 14, 2023
2023年のドラフト候補予想(1位)に上がっています
前田 悠伍(大阪桐蔭高校)
選抜ナンバーワンの注目は大阪桐蔭高校の前田選手かもしれません。
前田 悠伍(まえだ ゆうご)
前田君の球速は最速148km/hです。
変化球の球種はカーブ・スライダー・チェンジアップ・ツーシーム
中学では湖北ボーイズに所属して、カル・リプケン世界少年野球12歳以下世界大会に日本代表として出場し優勝。
中学3年では滋賀選抜でプレーしました。
大阪桐蔭高校では1年生の秋からベンチ入りしています。
大阪桐蔭 前田悠伍(湖北ボーイズ) pic.twitter.com/h9l9PzhImO
— フリッツ (@tc_2020_) March 11, 2023
2年生の秋から主将です。
2年生秋からの公式戦では
大阪府大会優勝・近畿大会優勝・明治神宮大会優勝
と、負け無しの成績です。
性格は誰よりも負けず嫌い?
前田君の性格は負けず嫌いです。
トランプでもゲームでもじゃんけんでも負けると悔しがったそうです。
4学年上のお兄さん・詠仁(えいと)さんの影響で野球を始めた前田君。
毎日のように、柔らかいゴムボールで投手と打者に分かれて1対1でのゲームをしていたそうです。

毎回毎回、僕が打たれたり抑えられたりして、でっかい声で泣いていた。いつもおばあちゃんが心配していた
悔しがって泣き喚いた前田君の声が、田んぼを挟んだ祖母の家まで聞こえてきたそうです。
まとめ
センバツに出場する選手の中で、注目の投手5人についてまとめました。
ドラフト候補予想は今のところ、前田 悠伍君・平野大地君・高橋 煌稀君です。
球速・球種共に多彩な選手が多くて、センバツでは見応えのある試合になるでしょう。楽しみですね!